ビジネスの細道

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海外マンガフェスタに行ってきました

 東京ビックサイトで開催された海外マンガフェスタに行ってきました。行く前は海外マンガってどんなビジネス展開を見せているのだろう、ビジネスチャンスはあるのだろうかという期待で一杯でしたが予想外の内容でした。

 

 フランス大使館やら海外の大使館等も協力し、海外の出版社や国内出版社も参加したイベントということで期待するじゃないですか。ところが、自主制作マンガ誌即売会COMITIA106内の一角で実施されたこじんまりしたイベントでした。海外マンガフェスタで単体のイベントだと思っていたので誤算です。
 コミティアはコミケ(コミックマーケット)のようなもので同人誌の販売会です。コミケもたまに行きますけれど、事前に想定していたイベントとのギャップに驚きました。
 コミティア冊子を1000円で購入し入場するわけで、安い入場料ではないので入った瞬間はイベント内容の誤解に参加メンバー全員凍り付いていました。ただ、海外マンガフェスタブースに行ってからは満足できる内容でした。

 海外マンガの流通を行っている国内出版社や、アメリカの出版関係者、フランスの出版社等海外の出版関係者ブースがあり、色々と話を聞くことが出来ました。日本のマンガ文化というかマンガ市場は特殊なようで、フランスの出版社はマンガ市場としては日本の方が魅力的だが実際は売れないので日本語版の製作はしなくなったとおっしゃっていました。このフランスの出版社は、アメリカではフランスマンガもそこそこ売れるということで英語版は製作しているということでした。
 日本の漫画は海外(特にアメリカ)では、日本で売れた話題に乗じて販売しているというのが本音で、話題性という付加価値なしでは販売はきつい(ディストリビューターに敬遠される)ということもおっしゃっていました。
 日本の漫画文化、購買層の好みは特殊なのかなあと色々と考えさせられました。ただ、いくつかビジネスにつながりそうなヒントも得られたので収穫は多かったと思います。

 

 出版社の売上が落ちている、紙媒体雑誌も売上が下がっているということですが、コミティアのような同人誌販売会には大勢の人が集まっており(本当に満員電車のように混雑)、やり方次第で潜在市場は大きいのだろうと思います。
 業界事情をもう少しリサーチして次のアクションにつなげます。