ビジネスの細道

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就活解禁、入社試験受験料とは?

 2015年春採用に向けた企業側広報活動が解禁され、ようやく2015年春に向けた就活戦線が本格化します。

 

 2015年採用で目を引いたのが、ドワンゴが新卒入社試験で2525円の受験料を徴収するというニュースです。
 就活生がインターネット経由で簡単に多くの企業へエントリーできてしまうことで企業側の負担が増えていることに対応する趣旨で本気での受験者に絞るという意図のようです。

 確かにエントリーが簡単にできることでとりあえずエントリーしてみるというのは増えているかもしれません。私自身も転職活動(再就職活動?)をしているところですが応募方法が郵送ではなく、eメールやインターネットのみだととりあえず応募するということをしてしまっています。

 

 エントリーが増えた場合に絞る方法としては、

  • 特定の属性を持ったエントリーを排除
  • エントリー情報を定量情報化して、数量基準で合否決定

 等があります。

 ただ、ドワンゴは増えたエントリーから絞る方法ではなく、受験料を徴収することでエントリーのハードルをあげエントリー自体を絞る方向に舵を切ったようです。

 

 エントリー自体のハードルをあげると、今までは気軽にエントリーしていた優秀層がエントリーしなくなるというリスクもありますが、ドワンゴくらいの会社規模になるとエントリーのハードルが高くても優秀層がエントリーを敬遠するということはないという判断なのかもしれません。

 

 ドワンゴは採用に至ったか否かに関わらず、受験料名目で徴収した2525円は返金しないようです。
 そのうち、別の会社が選考過程の一定フェーズまですすめば返金するというような供託金方式でエントリーを絞ってくるということもあるかもしれません。

 

 写真代や交通費だけでも就活生には負担だろうし、あまり金銭的に負担をかけてほしくないと個人的には思っています(エントリーを効率的に絞る方向で対応できると思うので)。