ビジネスの細道

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地場の情報は美容師に集まる!

地元の美容師さんと飲んできました。

地元の情報は不動産屋と床屋に集まると昔から言われますが美容師さんのところにも集まりますね。

とても興味深い話をたくさん聞けました。

 

さて、今日は労働と報酬について考えてみたいと思います。

 

美容師さんと話をすると、美容業界は基本的に全額歩合制だ、大手の美容室何か所も所属したことあるけれどどこも歩合制だったということでした。

サラリーマンをやっていると、営業であればインセンティブという形で歩合部分はあったりしますが、

固定給+残業代というケースが多いのではないかと思います。

 

固定給だと、怠けるから美容業界は完全歩合なんだということでしたが、これは一理あると思います。

働いてない人でも同じお金がもらえるのであれば楽をしたいと思う人間は多いと考えられるからです。

ただ、完全歩合という場合、使用者(オーナー、経営者)と労働契約を結んだ労働者という形式ではなく、

業務委託という形態が多いと想定されます。

話を聞いてみると実態としては労働者というような場合でも業務委託という形をとっている美容室もありそうなのですが、これは少し問題ありですね。

たとえば、労働者を保護するための規制を潜脱するためにも悪用されかねません。

使用者が負担すべき保険料等も免れていることもありそうですし、

美容業界はオープンからクローズまで12~15時間働いて日給8000円というのが多いようで最低賃金規制も潜脱している美容室もあるかもしれません。

 

今日お会いしたい方はまっとうに経営していきたいということで私の問題意識と同じような問題意識をもっていました。

美容師さんだと個人事業主ということも多く、自分が修業した美容室がきちんとコンプライアンスを順守していない場合にそれが普通と誤解して悪気なく間違った運営をしている方もいるかもしれません。

正しい情報を伝えていく必要があるなと感じました。

 

また、地場の情報が美容師さんに集まりすぎて恐ろしいなとも感じました。

この辺のはなしは機会をあらためて…

 

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