転職活動でのエージェントの使い方
最近、転職活動をしていたわけですが活動に際して転職エージェントサービスを使っていました。
結局、人材エージェント経由で仕事を決めるには至らず、決まらないままに進路を決めてしまったわけですがその際感じたこと等をまとめてみたいと思います。
決まらないままに進路を決めてしまったって何?と思われるかもしれませんが、要するに受け入れてくれる会社が決まらないままに転職活動(というか休職活動)をやめたということです…
今回の記事は、昔コンサルタントとして人材ビジネスをしている会社を担当していたこともあり、色々と中の事情を知っていたうえで今回自分でも使ってみての実感です。
今の仕事を続けるつもりの方もいつ転職エージェントサービスを使うことになるかわかりません。いつか役に立つかもしれませんよ…
エージェントに最初に提出する情報が最重要
人材エージェント経由での転職の場合、次のようなステップで採用に至ります。
- 人材エージェントへの登録
- 人材エージェントとの面談
- 人材エージェントからの案件紹介
- 人材エージェント経由での応募
- 採用会社との面談
- 採用(不採用の場合は③に戻る)
転職エージェントサービスを使う場合、重要だけど軽視しがちなのは1.です。ここが一番重要といってもいいかもしれません。
ここでは、(1)どの転職エージェントサービスを使うかという問題と(2)そのエージェント会社のどの方に担当いただけるかというところが問題になります。
(1)のどの転職エージェントサービスを使うかという点は、各比較サイト等がたくさんの情報を提供していますのでここでは割愛します。
あまり知られていない(意識されていない)のが、(2)どの方に担当いただけるかという点です。
各担当者に担当業種・担当職種・担当ランクが決まっている
担当者が決まると、担当者から案件(仕事)の紹介があります。
この紹介は、担当者の手持ち案件から紹介することになるので、希望にかなう紹介があるか否かは担当者が割り当てられる段階で決まってしまいます。
会社単位でデータベース化して紹介先管理しているから担当者ごとに差はないはずだ、と考える方もいるかもしれません。
しかしながら、人材エージェントを使って転職活動をするような会社だと担当者と採用会社の人事担当者は定期的にミーティングをしていて、今欲しい職種や人物像転職市場の状況について情報交換をしています。
転職エージェントサービスの売上は、人を転職させることで受け取る手数料(年収の30%前後)です。
そのため、人事担当者から求人を聞き出すことが重要で、きちんと求人を聞き出せるように担当職種や担当クライアントを決めているのが実情です。
このようなことから、人材エージェントが紹介できる(する)のは、自分が担当している業種・職種・会社になってしまうのです。
狙う仕事を念頭にエージェントに登録する
これまでの経歴をそのまま職務経歴書にまとめて提出し、エージェントさんと面談しキャリア相談する際に狙う仕事を伝達するというのはあまりよくない。
エージェントさんとの面談の際には担当者が決まってしまっているので、キャリア相談で希望を伝達したとしても既に叶いづらい状況にあるのです。
今回は、あまり業種や職種に拘らずちょっと変わった勤務条件を許容してくれるところということで仕事を探したのですが、紹介される業種も職種もだいぶ偏りがあって苦労しました。
(ちなみに、これまでの職務経歴そのままのものが紹介されたかた偏っていたということではなく、むしろ関連性強くないところに偏りました)
エージェントから紹介された会社へ応募する際のレジュメは勿論重要ですが、エージェントに登録する際の情報で転職活動がうまくいくかはほぼ決まってしまいますのでこの点ご留意ください。