無料版gooメールがサービス終了:ウェブサービスを再考する
昨日gooメールを利用しているユーザーにはとてもつらいメールが来た。その内容は下記に引用するが、これを機会にウェブサービス利用上のリスクを再考させられた。
「gooメール」では、これまで「gooメール(有料版)」と「gooメール(無料版)」を提供してまいりましたが、市場動向およびニーズの変化をふまえて、gooサービスのセキュリティレベルおよび品質を高めるとともに、より便利なサービス開発・提供に集中するために、「gooメール(有料版)」へ一本化してサービスを提供させていただきます。
これに伴い、「gooメール(無料版)」は、2014年3月10日をもって終了させていただくこととなりましたので、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
gooメールは無料メールサービスでは、送信メールに広告がついてしまうのが普通だった時代から広告がつかなかったので利用していた。おそらくそのような理由で使っている人も多いと思う。セキュリティレベルを高めるということだが、これは4月に不正ログイン被害があったためセキュリティ対策をすることでコストが増加したという意味だろう。
自分の場合は、他のウェブサービスや会員登録をする際の登録メールアドレスにgooメールを使っていた。そのため、gooメールがサービス停止になるととても痛い。全て登録変更する必要があるが、瑣末な使用頻度の低いサービスだと登録変更が漏れてしまいそうだ。
ウェブサービスを使う際に、セキュリティや利便性を考慮するのは当たり前だが、サービスの継続性も慎重に考えていかなければいけないと実感した。大手のサービスだから継続するかといえば、採算があわなければ継続しないわけで継続可能性はわからないというのが正直なところだと思う。
gooメールに関して言えば有料版にすればサービスの継続利用ができるとはいえ、今後無料で利用できないとなると新規ユーザーを獲得するのは困難だろうし、有料版利用者を維持できるかもわからない情況では今後いつサービスが止まるかわからないというのが実情ではないでしょうか。ということで有料版に切り替えずに他のメールサービスへ切り替えたいと思います。