ビジネスの細道

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はだしのゲン閲覧規制の理由は説得的か?

はだしのゲン中沢啓治)が話題になっています。
松江市教育委員会がはだしのゲンの描写が子供には過激だという理由で、閉架保管として小中学生の閲覧を制限したためです。

 

はだしのゲン松江市教委、貸し出し禁止要請「描写過激」
 漫画家の故中沢啓治さんが自らの被爆体験を基に描いた漫画「はだしのゲン」について、「描写が過激だ」として松江市教委が昨年12月、市内の全小中学校に教師の許可なく自由に閲覧できない閉架措置を求め、全校が応じていたことが分かった。児童生徒への貸し出し禁止も要請していた。出版している汐文社(ちょうぶんしゃ)(東京都)によると、学校現場でのこうした措置は聞いたことがないという。[毎日新聞]

 

教育委員会は、描写が過激でこどもの発達上悪影響を及ぼすという考えのようですが、具体的にどのような悪影響が及ぶのかよくわかりません。
バカが可視化される時代というようにインターネットではあらゆる情報を発信し閲覧することができます。
もっとグロテスクで過激な情報を一般人が簡単に発信することが可能であるし、子どもでも簡単にはだしのゲンよりも過激な情報にふれることができます。
そんな時代に閲覧を制限することが子供のためになるとは思えません。
そもそも長い期間子ども達に対し閲覧可能な状態であったのだから発達に悪影響が及んでいるか否か検証も可能だと思います。
はだしのゲンを読んだことで発達に悪影響があったという方は極わずかではないでしょうか。
なぜ今更しかもこのような説得力のない理由でわざわざ表現規制するのか理解に苦しみます。

 

表現に対する規制は、①表現内容に着目した内容規制と②表現態様(時・場所・方法等のことです)を規制した内容中立規制に分類できます。
表現の内容を規制することは、法的にはかなり限定された場面でのみ許されます。
閉架に保管するということで一切の閲覧を禁じているわけではないにしても、内容に着目して規制しているわけですから表現規制として議論を呼びそうです。

東京都青少年健全育成条例改正問題(非実在青少年問題)で漫画アニメ表現規制が話題になりましたが、漫画やアニメは従来通り寛容に表現を認めていただきたいと思います。

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

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