ビジネスの細道

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マネタイズの苦労を知りたい…映画ソーシャルネットワークレビュー

 昨日テレビ地上波初放送の映画「ソーシャルネットワーク」があったのでみました。ソーシャルネットワークは、世界で一番ユーザーの多いSNS Facebook(フェイスブック)の創設過程を映画化した作品です。多少ネタバレがあるので、まだ見ていない方でネタバレがいやな方は、本記事を読み進めるのはお控えください。

 

 マーク・ザッカーバーグと共同設立者(Co-Founder)のエドゥアルド・サベリンが法的紛争の中で供述をしている場面と、フェイスブック設立の回想シーンという構成で映画はすすめられていきます。ショーン・パーカー(ナップスターを創設し、フェイスブックでCEOも歴任)がひどい感じで描かれていたのが笑えました。

 

 ストーリーが面白いというよりは、作りがうまいという感じなのかもしれません。映画は飽きることなく最後まで見ることはできましたので、映画に浸ることができたという意味では面白かったです。

 

 フェイスブックを立ち上げた際のアイデア盗用の法的措置の件や、資金調達に絡む不当な株式希薄化にチアする法的措置というところにフォーカスされていて、広告主を見つけてビジネス化する過程での苦労や打開策がみられなかったのが残念です。IT系のサービスは使ってもらえるようになるまで苦労するというのもそうですが、やはりマネタイズする際の苦労が一番大きいと思うからです。映画の中では、エドゥアルド・サベリン(CFO兼ビジネスマネジャー)が広告主を探して奔走したがみつからなかったというところはありましたが、広告主を捕まえて収益化そして収益拡大していく過程はなかったです。

 

 ソーシャルネットワーク放送の翌日には、同じくソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の雄、Twitter(ツイッター)がニューヨーク証券市場に上場するという不思議なタイミングでした。10代の方はFacebook離れがすすんでいるとも聞きますが、まだまだSNSは伸びていくのではないかと個人的には思っています。

 

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